自院がターゲットとしているまたは、今後ターゲットにしたい患者様層にあったデザインを作ることが重要です。ファミリー層向けであれば親近感を、インプラントや入れ歯サイトなどアッパー向けであれば落ち着いたテイストにするなど、コンセプトを踏まえたデザイン構成がポイントとなります。

◆写真で自院の魅力をアピール

昨今ではどのようなスタッフが自分の治療をしてくれるのか、医療に携わる「人」の見える化が浸透してきています。自院サイトに全く人の写真のないサイトでは、他院との差別化に後れをとっているかも知れません。笑顔溢れる写真や医院らしさが伝わる写真は患者様にも届きやすいと言えるでしょう。

どんな歯科医院様でも必ず特長があります。「何代にも渡って地域に根付いている」「専門医が在籍している」「土日診療している」「滅菌対策を徹底している」「インプラント埋入実績が多い」「保育士が常駐している」「バリアフリー設計」等々、当たり前と思われることでもしっかりアピールします。
また、医院理念や治療方針も分かりやすく、しっかり打ち出しましょう。最近は簡単に動画も撮れるので、YouTubeにアップして映像で伝えるのも効果的です。

◆目的別サイトを作ってアプローチを変える

本院サイトだけでは拾いきれない自費層を取り込むために、専門のサテライトサイトを作ります。情報を出し惜しみせずに、より専門的な治療内容、診療設備、キーワードなどを盛り込むことがポイントです。
自費診療を希望される患者様はネットで情報を集めています。そういった層はわざわざ遠方より足を運んで来てくれます。私たちも家や車などの高額商品を買うのに、イメージ写真がふんだんで情報量も多く、ストーリーを描かせてくれる商品を買いたいと思いますよね。

Goolgeはモバイル（スマホ）を検索上で優先すると発表しています。これをモバイルファーストインデックスと言いますが、スマホサイトがなければ、そもそも土俵に上がれないことを意味します。仮に検索上で不利になることを度外視したとしても、ユーザー側からは使い勝手の悪いサイトとして見做され、来院には結びつかないでしょう。
昨今、歯科医院サイトでは6割～7割がスマホサイトからの閲覧です。そのため、電話番号は固定でタップしやすく、字が大きく見やすいレイアウトにするなどスマホ用のサイトが不可欠となります。

◆コンテンツの内容が重要

検索ロボットエンジンはオリジナルの文章を評価し、検索上位にあげる仕組みによりシフトしています。まるまるコピーの文章はミラーサイト扱いとなり、ペナルティの対象になります。より治療の内容に沿った文章構成が大切で、リーチしたいキーワード（エリアや治療名）を自然に織り込むのもポイントとなります。最近のSEO対策はこのコンテンツ作成がキーになっていると言っても過言ではありません。

◆読み込みスピードが離脱を左右

写真などのデータ量が多く、読み込み速度が極端にかかるとユーザーが離脱して、サイトを見てくれません。特にスマホサイトでは訪問者の半数がページの読み込み中に離脱しています。画像サイズの調整など技術面でカバーすることが重要です。

◆自院サイトにブログを構築

頻繁に動いているサイトやページ数の多いサイトは検索ロボットエンジンから評価されます。そのため自院サイトにオリジナルブログを設置して、定期的に投稿します。歯科に関係する内容を投稿するのがベストですが、スタッフも巻き込んで日々の投稿を習慣化すると良いでしょう。

「医院の魅力が伝わるサイトを構築したが、さらに認知を進めてWEB上から集患に繋げたい」という方にはPPC（リスティング）広告をご提案しています。これは検索結果の上部等に表示されるテキスト広告のことで、検索キーワードに連動しており、興味・関心のある、成約率が高いユーザー（患者様）に向けて、効果的に広告を配信することができます。

主にGoolgeとYahoo!に表示させますが、月々の広告費やターゲット等をヒアリングし、医療広告ガイドラインの審査基準に合わせてアカウント設定を行います。いかにターゲットに合わせたキーワード選定・広告文を設定するかがポイントになってきます。弊社では毎月の広告費に対するクリック数等のレポートをご提出し、蓄積されたデータを検証、無駄なクリックをなくし、費用対効果の高いアカウント運用をご提案しています。